2023年9月の記事一覧

国内からのアタックが異常に増加、587番ポートによるアクセスの傾向が顕著に

昨日は、アタックの 75% が国内のアドレスから発信されていた。

IPアドレスを確認すると、モバイルに割り当てられているIPアドレスがほとんどで、587番ポートでのアクセスであった。

Stop 25の不正送信対策は、ブロードバンド回線やモバイル回線でのメール不正送信には有効だが、認証情報を奪取する目的のアタックは、587番ポートを使った場合、オープンWifi などからでも実施することができてしまう。

メールサーバの認証が甘かった場合、パスワードが盗まれ、メール大量送信の踏み台となる。

オープンWifi などからのメールサーバアタックは防ぎようが無いのだろうか…

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日本国内からの不正アクセスが多発

不正アクセスの発生は、一つのIPから発生すると、同じセグメント内から続く傾向がある。また同じ国内の別セグメントから発生する場合も多々ある。

これは、ある組織に侵入した後に、組織内やサプライチェーン関係にある企業のシステムへ、感染の横展開が進んだ結果であると考えることができる。 

日本は、ブロードバンド回線を通じたDNS未登録サーバからの25番ポートを使った通信ができない様になっているので、これらの不正アクセスはほとんど発生しないのが通常だ。

しかし、ここ2~3日、日本に割り当てられたIPアドレスが発信元となる不正アクセスが多発している。IPアドレスを確認すると、大手通信事業者へ割り当てられているIPアドレスだ。これらのIPセグメントは、以前からもたまに不正アクセスが発生していて、今回も、またか・・・といった感がある。

ランサムウェアなどに感染し、攻撃の準備段階に入っている企業の情報システムが増えていると感じる。

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休日は攻撃者も休日?

昨日は、日曜日だったので、アタックは減少。

通常の傾向として、平日と比べて30~50%は減る。

良く言われている、サイバー犯罪のビジネス化が数値に表れている様に感じる。アタックする人も雇われが多く、週休二日の勤務なのかと納得してしまう・・・

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国内のネットワークからの攻撃が増加

ここ数日、12x.xxx.xxx.xxx ネットワーク内からの不正アクセスの試みが増加している。

12x.xxx.xxx.xxx は、大手キャリアのネットワーク内のIPアドレスだ。

ランサムウェアなど、海外のこととたかをくくってはいられない状況を感じる。

ネットワークセグメントの中の一つのIPアドレスが発信元になると、しばらくして同じセグメント内の別のIPアドレスから不正アクセスの試みがある。

これは、感染に成功したマルウェアが組織の中で横展開をしながら、活動の準備を進めていることの兆候ではないかと考える。

今まで数えきれないほど海外からの不正アクセスを経験してきて、必ずと言って良いほど、同じセグメントのIPアドレスからの不正アクセスが続く。

これは、マルウェア蔓延の兆しで、忌々しき事態を物語っている・・・

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